パソコンを使う仕事は多種多様ですが、その中でも特に「重い」とされる画像処理、動画編集などを得意とするノートパソコンです。
メモリが大容量でCPUがCorei7であるとか言うことは他のパソコンでも真似しようと思えば出来ます。
しかしDAIVのスゴイところは
- クリエイティブな作業で重要な部分の性能が強化されている
- 本体の作りがしっかりしており持ち運んでのハードな仕事も余裕でこなせる
と言ったことを念頭に設計・パーツ選定がされているのです。
モデルにもよりますが例えばメモリが標準で16GB搭載していたり(普通は4GBが多い)、ディスプレイも専用のパネルを使うことで見やすさを追求したりなど従来のパソコンとは少し違った場所の性能アップが図られています。
本体についてもUSBの端子を側面+背面の3面に配置したり、従来はHDMI端子のみが主流だったものにmini DisplayPortを2つ追加するなどして実用性を大幅にアップしてあります。
今回実機をお借りすることが出来たのでレビューしていきます。
目次
スペック
OS | Windows10Home64 |
---|---|
CPU | インテルCorei7-7700HQ |
メモリ | 16GB(+¥55,800(税別)で64GB) |
SSD | 256GB(+¥11,800(税別)で512GB) |
ハードディスク | 1TB(+¥8,800(税別)で2TB) |
グラフィックス | GeForceGTX1060 |
液晶パネル | 15.6型フルHDノングレア液晶(sRGB比95%/IPS方式/LEDバックライト) |
保証期間 | 1年間無償保証・24時間×365日電話サポート |
GTX1060を採用
ノートDAIVは全モデルがグラフィックカードにGeForceGTX1060を採用。特にGTX1060はゲームPCで活躍する高性能グラフィックカードです。
これにより画像処理の能力が飛躍的に上がり静止画だけではなく動画を編集する時もストレス無く作業できるのです。
従来品はCPU内臓のグラフィックプロセッサーと自動切り替えで出力されていたので外部映像出力の解像度制限やアプリケーションとの互換性問題が発生する場合がありました。
しかし新たに「GPU Switch」機能を搭載し出力をGTX1060に固定しているため内蔵液晶ディスプレイを含めて最大4画面同時出力まで対応できるようになりました。
ちなみに3つの外部映像出力端子はすべて4K-UHD解像度に対応しています。
sRGB比95%ってそもそも何?
sRGBとは色空間とか色域とか出てきますがsRGBは主に色空間を表し色域とは色空間が表現できる色の範囲を表します。簡単に説明すると色の表現に対する国際規格なんですね。
ノートパソコンで95%という数字はDAIV以外でほとんど見つかりません。色表現の規格ですからここに力を入れるのは主にディスプレイメーカーです。
そこを敢えて挑戦し高い数字を出してくるのはクリエイター向けパソコンとしてきちんと考えて作られているということです。
最高峰CPU Corei7搭載
これはもう当然のような仕様です。1つのCPUに4つのコアを搭載しハイパースレッディング機能で最大8スレッドまでの処理が可能。
通常では重くなりそうな作業も同時進行で処理します。
デュアルドライブで高速+大容量
SSDに目が行きがちですがDAIVで重要なのはHDDなんです。
もちろんSSDによる高速化は目が離せませんし最新規格の超高速ストレージなのでCorei7とのマッチッグもあってかつてないスピードです。
しかしそれはDAIVにとってあたり前のことです。今回HDDを搭載してデュアルドライブとすることによりシステムプログラムはSSDに任せ、作業領域を1TBという大容量のHDDが受け持つことにより動画編集などで不足がちになるデータ保存容量もしっかり確保。
従来では後付でドライブが必要だったことなども不要になり、どこに持っていってもすぐに使えるようにデータを保管します。しかも1万円以内で2TBまで容量アップも可能です。
外に持ち出してみました!
マウスコンピューターの公式サイトでは「外出先でのクリエイティブ作業に満足できる性能を追求し、機動力を活かした制作に向いたノートPC」をキャッチフレーズとしているので実際に持ち運びができるか検証してみました。
外出先と言っても様々なケースがあります。カフェもそうですが動画編集をクライアント先で行うとかですね。今回はカフェで実証です。
結論から言いますと、何と言っても15.6インチの大画面ですから場所は少し選びます。
2人用のテーブルではちょっと窮屈!コーヒーこぼしそう…
画面を開いたら迫力満点!周囲の目も気になる大きさです。マウスを使うのに苦労しそうなのでクリエイティブな作業は苦しいかも
食事を頼んでしまうと置き場所がありませんので、そっと閉じて片付けましょう!作業を再開するときは高速SSDによって素早く復帰できます
性能的には持ち運んだ先でもいつもどおりの性能であらゆる作業が可能で、Corei7とSSDで瞬時に作業ができる体制になります。
ですから事務所内で場所を移動しながら使う、顧客の訪問先でプレゼンしながら使うというときには本領発揮です。
ただしカフェなどで使うときには場所を考えたほうが良さそうですね。もちろん4人席を独り占めできるなら快適なことこの上ないでしょう。
Windows 10へのログインを簡単にする、指紋センサーを標準搭載。
筐体のタッチパッド部分に、スライド式指紋センサーを搭載しています。指紋による個人識別で、アカウントの使い分けが簡単な他、パスワード管理のわずらわしさや、パスワードを盗み見られる心配から解放され、手軽に安全なセキュリティを実現します。
外観チェック
本体は美しいヘアライン仕上げ。ロゴもシンプルです
天板
ディスプレイを開けやすいように少し張り出しがあります
側面
DAIVの特徴である多彩なインターフェースが並んでいます。
miniDisplayPortが2個ついていたり、USB3.0を3つとさらにUSB-Cが2個ついていたり大きさを活かして出力ポートが多いのも魅力です。最近は出力ポートが極端に少ないマシンも多いですからね
背面
USBとACアダプタの入力口がついています。補助的なコネクタは背面にすることで側面の使いやすさを向上させています
シンプルな中にも渋いメッキ処理で高級感を演出
ディスプレイ
15.6インチの大画面を活かし、キーボードも大きく作られているので操作性抜群
内部も美しいヘアライン仕上げ
タッチパッド
個人的に良かったと思う点はタッチパッドの操作性。ここの作りが雑だと非常に使いづらいのですが、DAIVでは特にボタンのストロークが深めで「押してる感」がありマウスがなくても使いやすかったです
スピーカー
こちら側に向けられ、画像だけではなく音声もしっかり作り込めます
WEBカメラ
テレビ電話しながら作業ができます
DAIV-NG5720S1-SH2まとめ
世間ではモバイルパソコンが流行っていますが、小さいとどうしてもパワー不足な点が否めません。その分、持ち運びが楽だったり長時間使えるなどのメリットがあると思います。
確かに外出メインだとそうしたパソコンのほうが利便性は大変高いですね。
しかしDAIVも大きさはあるにせよバッテリー駆動時間もカタログ値で7.6時間となっており、他のノートパソコンと比較しても遜色ない(むしろDAIVのほうが長い場合もある)レベルです。
ですから持ち運んでさらに重い作業を行いたい!という場合にはDAIVに軍配が上がります。
一番怖いのは「重い」ではなく「固まる」「謎の再起動」
作業中のトラブルは主にメモリ不足が原因です。
その点DAIVのメモリは標準で16GBという超大容量なのでそういった心配は皆無。しかもグラフィックカードもゲームパソコンで採用されるくらいなので動画編集などは得意分野。よってデータ処理に負担がかかりすぎて再起動!なんていうトラブルもなくなるのです。
こういったユーザにおすすめ
マウスコンピューターの公式ページでも紹介されているとおりクリエイター向けのパソコンです。
ジャンルとしてはパソコンというより「ワークステーション」になるので、現場での作業中心という方がユーザーに適しています。
持ち運んで気軽に…ではなく、移動しながら重要な仕事をこなせるコンピューター。それがDAIVです。
Windows10Home64ビット 164,800円(税別)
上記OS+OfficeHome&BusinessPremiumモデル 184,800円(税別)