マウスコンピューターの「DAIV」シリーズは「クリエイターによる、クリエイターのためのPC」をコンセプトに作られた、クリエイターやエンジニア向けのブランドです。
低価格PCから高スペックゲームパソコンまで幅広く取り揃えるマウスコンピューターだからこそ作れる専門性の高い分野での利用を考えたパソコンです。
今回マウスコンピューター様より実機をお借りすることが出来たので早速レビューします!(2016年12月10日現在の内容です。製品仕様、価格については変更となる可能性がありますので必ずマウスコンピューター公式サイトでご確認ください)
外観もインパクト大ですが、性能の分かり易い指標として後半には一般的なベンチマークソフトでの検証も行っています。
目次
スペック
モデル名 | DAIV-DGZ500M5 |
---|---|
OS | Windows10Home 64ビット |
CPU | インテルCorei7-6700プロセッサー(4コア/3.40GHz/TB時最大4.00GHz/8MBスマートキャッシュ/HT対応) |
グラフィックス | GeForce GTX 1060 (3GB) |
メモリ | 16GB PC4-17000 (8GB×2/デュアルチャネル) |
SSD | 240GB Serial ATAIII (6Gbps) |
ハードディスク | 2TB SerialATA III 7200rpm(6Gbps) |
光学ドライブ | オプション (BTOで追加可能) |
電源 | 500W【80PLUS SILVER】 |
保証期間 | 1年間無償保証・24時間×365日電話サポート |
外観チェック
なんといってもこのスタイリングが秀逸!過去に憧れたMACPROを彷彿とさせるデザインで所有感を満足させてくれます。かと言って外観重視かというとそうではなく、冷却性や拡張性、さらには持ち運びまでも考えられた末のデザインなのです
他社製の一般的なミニタワーパソコンと並べてみました。大きさというより迫力が全く違います
細かい配慮として取っ手の部分の裏側にはゴムが貼ってあり重い筐体でも動かすのは簡単です
ゴム足部分も他では見られないくらい強固に作られています
正面パネル上部に集められたスイッチ類。これもまた細かい配慮ですが机の下に置いておきながらでもスイッチ操作がしやすいように若干角度がつけられ集約されています。電源ボタンについても重要な作業中に誤って触れてしまわないようにつまみを右に半回転させてONにするタイプです
パネルはこのように簡単に外すことができ、その奥に増設用部分のカバーが見えます
側面。DAIVの文字が入ります
背面。GTX1060搭載なのでディスプレイ出力端子が充実しています。右側の赤丸内のネジを外すことで内部へのアクセスが可能です
GTX1060は高性能なグラフィックカードでモニター単体での出力でも実力を発揮しますが、DAIVシリーズはクリエイター向けなのでデュアルディスプレイやマルチディスプレイで性能を使い切りたいところです。GTX1060は他画面同時出力も可能で作業をするには最適の環境を構築できます
標準で対応する4画面同時出力の状態です(スペースの関係上詰めた写真です)。問題なく動作し真ん中はメインの作業で左右は参考データ、上部は確認用…といった使い方が可能です。クリエイター作業だけではなく株取引などでも優位性を発揮できそうです
本体内部
意外とシンプルになっており、ホコリ等がたまった場合などのメンテナンスも簡単そうです。配線の処理がキレイに行われているのが好印象。高性能パソコンは配線が多くなるのでまとめられていないことが意外と多いのですが、DAIV-DGZ500はそうした細かい点まで配慮して作られているのでマウスコンピューターの本気度が伝わってきます
メモリも最強レベルの16GB。どんな作業でもモタつくことはありません
大型のファンを装着。負担がかかる作業や夏場での動作も心配ありません
拡張ストレージベイです。オープン部分も含めると最初は他に7ヶ所の空きがありますので用途としてはほぼ無限大です。写真では240GBのSSDとその下にHDDが収められています
GeForceGTX1060
高性能グラフィックカードGTX1060です。今回レビューしているモデルはDAIV-DGZ500M5です。DAIV-DGZ500シリーズはM5より低価格のモデルやGTX1080などのグラフィックカードを搭載したハイエンドモデルも存在します。4画面同時出力やベンチマーク結果を見るとDAIV-DGZ500M5でも充分な働きをしてくれます
動画で性能検証します
多くの検証で使われるベンチマークソフトを使用した動画です。ゲームマシンの性能テストで使われることが多いのですがクリエイターやエンジニアの方は製作から製品テストまで考えると、スコアの高い環境で作業と言うのは大切だと思います
続いてマウスコンピューターのゲームパソコンG-Tuneでも推奨モデルがあるファンタシースターオンラインのベンチマーク結果
DAIV-DGZ500まとめ
マウスコンピューターのDAIVシリーズは今回のレビュー機以外にもスペック別モデルが用意されていますしもちろんマウスコンピューターお得意のBTOカスタマイズにも対応しているのでどのように使いたいかを考えながら予算と照らし合わせて選択できます。下記に目安となるモデルと価格を掲載します
DAIV-DGZ500スペック別価格一覧(抜粋)
モデル名 | DAIV-DGZ500E3 | DAIV-DGZ500M5 | DAIV-DGZ500U2-SP2 |
---|---|---|---|
OS | Windows10Home 64ビット | Windows10Home 64ビット | Windows10Home 64ビット |
CPU | インテルCorei5-6400プロセッサー(4コア/2.70GHz/TB時最大3.30GHz/6MB スマートキャッシュ) | インテルCorei7-6700プロセッサー(4コア/3.40GHz/TB時最大4.00GHz/8MBスマートキャッシュ/HT対応) | インテルCorei7-6700Kプロセッサー(4コア/4.00GHz/TB時最大4.20GHz/8MB スマートキャッシュ/HT対応) |
グラフィックス | GeForce GTX 1050(2GB) | GeForce GTX 1060 (3GB) | GeForce GTX 1080 (8GB) |
メモリ | 8GB PC4-17000 (8GB×1) | 16GB PC4-17000 (8GB×2/デュアルチャネル) | 32GB PC4-17000 (8GB×4/デュアルチャネル) |
SSD | 960GB Serial ATAIII | 240GB Serial ATAIII (6Gbps) | 240GB Serial ATAIII (6Gbps) |
ハードディスク | 1TB SerialATA III 7200rpm | 2TB SerialATA III 7200rpm(6Gbps) | 3TB SerialATA III 7200rpm(6Gbps) |
光学ドライブ | オプション (BTOで追加可能) | オプション (BTOで追加可能) | オプション (BTOで追加可能) |
電源 | 500W【80PLUS SILVER】 | 500W【80PLUS SILVER】 | 500W【80PLUS SILVER】 |
保証期間 | 1年間無償保証・24時間×365日電話サポート | 1年間無償保証・24時間×365日電話サポート | 1年間無償保証・24時間×365日電話サポート |
価格(税別) | 89,800円 | 129,800円 | 219,800円 |
メリット・デメリット
- 迫力のある外観で仕事場にはピッタリの雰囲気。集約されたスイッチパネルなどの機能美もある
- グラッフィック関連の作業が得意なので画像関連ではレベルの仕事を余裕でこなし高い技術も活かせます
- 全体的に高い性能なので家庭でのネットサーフィンや事務作業がメインならこれといった特徴が見つからない
他の製品でも共通しますが改めてDAIV-DGZ500を見て感じたのは製品として非常に細かい点まで配慮されて作られているという点です。基本性能が高い位置にありながらも、拡張性はもちろんメンテナンス性も考慮して作られているので本格的なマシンを望む方には本当に満足してもらえるパソコンです
Windows10Home64ビット | 129,800円 (税別) |