マウスコンピューターのm-Book Kシリーズはなんといっても1,920×1,080(フルHD)の15.6インチ液晶と、それを活かし切るスペックが特徴です。
とは言ってもこれくらいは良くあるスペックですが、何が違うかというと3Dゲームにも対応したグラフィックカードGeForce GTXシリーズを搭載しているということです。
パソコンの性能はCPUの速度やメモリの容量などに目がとらわれがちですが、画像処理はグラフィックカードの性能が大きく影響するので、高速なCPUや大容量メモリの性能をしっかり引き出すためには重要な要素です。
そこでこのマウスコンピューターMB-K670XN-SH2はGeForceGTX950Mを採用することで、動画や画像処理などの重い作業もストレス無くこなしたりゲームなどでもスムーズな動きを可能にしているのが大きな特徴なのです。
今回マウスコンピューター様より実機をお借りすることが出来たので早速レビューします!今回も大きさもわかりやすくするためにカフェに持ち込んでみました。(2016年10月25日現在の内容です。製品仕様、価格については変更となる可能性がありますので必ずマウスコンピューター公式サイトでご確認ください)
目次
まずはマウスコンピューターMB-K670XN-SH2のスペック
モデル名 | MB-K670XN-SH2 | |
---|---|---|
OS | 基本構成 | Windows 10 Home 64ビット |
アップグレード選択可能 | Windows 10 Pro 64ビット | |
CPU | プロセッサー | インテル Core i7-6700HQ プロセッサー |
詳細 | 4コア/2.60GHz/TB時最大3.50GHz/6MB スマートキャッシュ/HT対応 | |
グラフィックス | グラフィック・アクセラレーター | GeForce GTX 950M / インテル HD グラフィックス 530 |
ビデオメモリ | 2GB / メインメモリからシェア(最大 1792MB) | |
メモリ | 標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
スロット数/最大容量 | 2 (空き 0) / 最大32GB (16GB×2) | |
メモリタイプ | PC4-17000 DDR4 SODIMM | |
ストレージ | M.2 SSD | 256GB (M.2規格/SerialATAIII 接続) |
ハードディスク | 1TB SerialATAII 5400rpm (SerialATAIII 接続) ※SATAIII 接続ですがデータ転送速度/機能はSATAIIとなります。 |
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チップセット | インテル HM170 Express | |
カードリーダー | マルチカードリーダー(前面×1) [対応メディア:SDメモリーカード (SDXC,SDHC 含む)、メモリースティック (Pro 含む)、マルチメディアカード] |
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液晶パネル | 液晶 | 15.6型 フルHDノングレア(LEDバックライト) |
解像度 | 1,920×1,080 | |
サウンド | ハイデフィニション・オーディオ | |
インターフェイス・ポート | ディスプレイ | 2 (D-Sub 左側面×1、HDMI 左側面×1) |
USB2.0 | 1 (右側面×1) | |
USB3.0 | 3 (右側面×1、左側面×2) | |
イーサネット | 1(1000Base-T/100Base-TX/10BASE-T(RJ-45) / 左側面×1) | |
サウンド | ヘッドフォン出力(ミニジャック メス/右側面×1)、マイク入力(ミニジャック メス/ 右側面×1) | |
無線 | IEEE 802.11ac/a/b/g/n 最大433Mbps対応 + Bluetooth® V4.2 + LE 準拠モジュール (M.2) | |
Webカメラ | 200万画素 | |
マウス | タッチパッド (スクロール機能付き) | |
キーボード | 日本語キーボード(103キー/キーピッチ約19mm / キーストローク約1.5mm) | |
スピーカー | ステレオ スピーカー (内蔵) | |
マイク | モノラル デジタルマイク (内蔵) | |
電源 | バッテリー | リチウムイオン |
ACアダプター | 120W (19V), AC100V (50/60Hz) | |
動作時間(標準バッテリー使用時最大) | 約6.4時間 | |
盗難防止用ロック | 1(ケンジントンロック/ 右側面×1) | |
本体寸法 幅×奥行き×高さ(mm) | 374 x 249.5 x 32.8 (折り畳み時) | |
重量(標準バッテリー使用時) | 約2.4kg | |
使用環境 | 温度 10~35℃、湿度 8~80% | |
標準付属ソフトウェア | セキュリティ | マカフィー リブセーフ (60日体験版) |
その他 | Sound Blaster CINEMA2 | |
保証期間 | 1年間無償保証・24時間×365日電話サポート |
まずは持って外出してみました
ノートパソコンは持ち運ぶイメージがありますが、15.6型というと結構大きいサイズです。某カフェに持ち込んでみたところ2人用のスペースでは食事が置けない状態になってしまいました
4人席を使えればむしろ高性能を存分に活かすことが出来ると思います
外観チェック
グレー塗装にマウスコンピューターのロゴがワンポイントとして入ります。シンプルなのでビジネスシーンでも違和感なく馴染みます
両サイド。両方にUSBが付いているのは非常に便利。特筆すべき点として左側にLANコネクタやHDMI端子がありますが、マウスを使う場合右利きの方が多いのでケーブル類が邪魔にならないような配慮です
正面のインジケーター。その下にカードリーダーがあります
HDMI端子、活用してますか?
意外と使われることが少ない端子ではありますが、一般の家庭用テレビにも採用されている端子で写真のようにモニターにつなげて使うことが出来るのです
メリットとして大型画面で操作することが出来るのはもちろんですが、ここにワイヤレスキーボードやマウスなども組み合わせて使うことでデスクトップパソコンを使っているような操作感になります。
モニターをお持ちであればこのHDMI端子をフル活用することで、時にはデスクトップの様な画面の大きさを活かした作業、別な時にはノートサイズで移動しながら…といった使い分けができるのです
背面
ゴム足も大きくてしっかりとホールドします。下に見えるのはスピーカーです
今回は高性能の秘密を探るべく裏ブタも開けてみます。赤丸内の2本のネジを外します
見えにくいのですが、印がついている部分を
矢印の方向にスライドさせると簡単に外せます。ありがちな爪を折ってしまうという凡ミスもありません
見えないところまでしっかりと作り込んでいる
銅は熱伝導性が高く放熱性に優れています。その特性を活かすことでハイパフォーマンスを支えているのです
右上には大型の冷却ファンがあり夏場や重い作業したときの負荷にも最適な内部温度を保たせることが出来るので安定した動作が可能です
SSDとHDDのハイブリッドモデルですがここにはHDD。万一のトラブル時でも取り外しやすい構造です
メモリもしっかり刺さっています。容量はハイパフォーマンスのデスクトップすらも凌駕しそうな16GB!
キーボード
液晶はノングレアで本体色も相まって全体的に落ち着いた雰囲気
本体の大きさを活かしタッチパッド面やパームレストは大きいので操作性が良い
テンキーって意外と使うんですよね。特にエクセルを使う時には重宝します
高性能なCorei7搭載です
これがマウスコンピューターMB-K670XN-SH2のキモとなるGeForce GTX 950M。マウスコンピューターのゲームパソコン「G-Tuneシリーズ」に迫るパフォーマンスを発揮。高速なCPUと大容量メモリ、そこに高速描写が可能なグラフィックボードが加わることでボトルネックがなくなり高速動作を可能にします
MB-K670XN-SH2その他
取扱説明書一式。ファーストステップガイドもあるので難しくありません
これはハイパワーの代償か。アダプターが大きく重い。iPhone6との比較です
MB-K670XN-SH2の立ち上げ速度実証動画
やはり物理的動作のないSSDは立ち上がりが早い!約20秒で操作できる状態になります
マウスコンピューターMB-K670XN-SH2まとめ
動画でも紹介しましたが、プログラムの実行部分はSSD、容量が必要な記憶部分はHDDに任せることで高速化を実現しているだけではなく、グラフィックボードやメモリなども高性能なパーツを使うことでストレス無く動作します。
価格は109,800円(税抜・Office有りの場合は124,800円)とマウスコンピューターの中では高価な部類に入りますが、他社製の同等品と比べれば決して高くはありません。デメリットとしては
- 重い・大きい
- 非常に高性能!というだけで特徴は不足
といった点くらいしか見当たらなく、家庭や事務所などでデスクトップを置くほどのスペースが無いけど高性能なパソコンが欲しい!というニーズにはとても合っていると思います。
Windows10 Home64ビット | 109,800円 (税別) |